私の描いた植物の絵についてご質問がありましたので、ここにちょこっと書いておこうと思います。
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1. 花の種類は何にする?
初めて花を描こうとしている方は結構悩むかも知れませんね。
私のオススメは薔薇(バラ)です。
一見難しそうですが、他の花と比べると意外と描きやすいです。
理由は、花の中心から花びらを一枚ずつ描いていけるのでバランスが取りやすく、開花による花の形の急激な変化がないからです。
菊(キク)や紫陽花(アジサイ)なども同じ理由でオススメですね。
ただ、すべて花びらの枚数が多いので、根気がない方には向きません。
それから、バラはあまり好き嫌いがなく、女性に受けが良いので、上手く描けたらプレゼントできる所もいいところですね。
逆にオススメしないのは、朝顔(アサガオ)や桔梗(キキョウ)など、花びらの面積が広いものです。。
一見花びらの枚数が少なくて描きやすそうですが、これは結構難しいです。
理由は、開花時間が短いこととや、花びらが大きいので一度に塗る面積が広く、色の濃淡のコントロールや形などのバランスが取りにくいことです。
ある程度慣れてしまえばなんてことはないんですけどね。
それで結局のところ、何を描いたらいいのかって?
ご自分の好きな花を描くのが一番いいんじゃないでしょうか。
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2. 白い紙に白い花を描く
一般的な方法は、白い花などにはあまり色付けをしないで、周りを色付けして浮かび上がらせる方法でしょう。
しかし、私の描いた植物の絵を見ていただくと分かると思いますが、植物以外の部分は着色していません。
これは、あくまで色を付けるのは描く対象物とそれによって作られる影のみ、という描き方だからです。
でもまぁ、このような描き方ですので、すべて表現できているとは思いませんが、色を感じ取って描く練習にはなると思います。
白色にしか見えないものでも、ボーっと見ているといろいろな色が感じとれます。
ある映画の名台詞、「Don't Think! Feel! (考えるな! 感じろ!)」ってやつですかね。
これは白い花に限らず、他の色のものでも言える事です。
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3. きれいな色を出すには
きれいな色を出すためには、あまり混色をしないことです。
当然のことながら、混ぜれば混ぜるほど色は濁ります。
私が植物を描く時は、パレットの上で混色しますが、多くても3色までの近似色ばかりです。
それから、絵具を溶く水の量を調節することも重要です。
具体的にどれぐらいと言うのは難しいですが、私の場合は水の量を多めで溶いた絵具で描き、直後に濃いめに溶いた絵具をのせる方法をとっています。
この方法だと発色もよく、濃く塗りすぎて透明感がなくなってしまい失敗してしまうこともほとんどありません。
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何かご質問などがありましたら、気軽にメールしてみてください。
できるだけお答えするつもりです。 |
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